国際的な活躍に必要なキリスト教への理解を深める
文学部キリスト教学科3年次 冨所 蒼空さん
2024/05/23
立教を選ぶ理由
OVERVIEW
大好きなキャンパスでリベラルアーツを学ぶ冨所蒼空さん(文学部キリスト教学科3年次)にお話を伺いました。
大好きなキャンパスでリベラルアーツを学ぶ
信者じゃなくてもキリスト教を学ぶ意義がある
キリスト教学科のある大学は珍しく、信者じゃないと入れないのかなと思われるかもしれません。でも、実は信者の学生の方が少なく、キリスト教だけでなく、国際的な学びを得られる学科です。
初めて立教大学のキリスト教学科のことを知って調べた時、とても身近に感じたのは、私の高校もたまたま立教大学と同じプロテスタント系のミッションスクールだったからということもあります。しかし、キリスト教を世界的な視点から見ると、信者は世界人口の3分の1ほどを占めますし、クリスマスやイースターなどのイベントが信者以外にも普及し、キリスト教が世界に与えた影響は、どの学問よりも大きいと思います。そんな身近にありながら未知な領域のキリスト教についてもっと知りたいと思ったのが、キリスト教学科を志望したきっかけです。
また、理系も得意で、他の学問にも興味ありましたが、立教大学はリベラルアーツ教育において先進的で、キリスト教以外にも、経済学や社会学など多岐にわたる分野を学べることが魅力でした。もちろん、多くの人が惹かれるように、キャンパスも志望理由の一つです。池袋という都心にありながら、フランスのレンガ造りの歴史的建造物とガラス張りの現代的な建物が同居し、クラシックとモダンが融合したギャップのある環境が好きです。大学の教育方針も大事ですが、4年間を過ごす環境として、自分との相性のよさも決め手となりました。
初めて立教大学のキリスト教学科のことを知って調べた時、とても身近に感じたのは、私の高校もたまたま立教大学と同じプロテスタント系のミッションスクールだったからということもあります。しかし、キリスト教を世界的な視点から見ると、信者は世界人口の3分の1ほどを占めますし、クリスマスやイースターなどのイベントが信者以外にも普及し、キリスト教が世界に与えた影響は、どの学問よりも大きいと思います。そんな身近にありながら未知な領域のキリスト教についてもっと知りたいと思ったのが、キリスト教学科を志望したきっかけです。
また、理系も得意で、他の学問にも興味ありましたが、立教大学はリベラルアーツ教育において先進的で、キリスト教以外にも、経済学や社会学など多岐にわたる分野を学べることが魅力でした。もちろん、多くの人が惹かれるように、キャンパスも志望理由の一つです。池袋という都心にありながら、フランスのレンガ造りの歴史的建造物とガラス張りの現代的な建物が同居し、クラシックとモダンが融合したギャップのある環境が好きです。大学の教育方針も大事ですが、4年間を過ごす環境として、自分との相性のよさも決め手となりました。
人間の本質に迫る学問で思考力を高める
この学科を選んで本当によかったと実感しています。聖書や教会などキリスト教についても学びますが、思想家や哲学者によって、キリスト教とともに発展した倫理や哲学などの学問や、社会問題なども学びます。そのため、キリスト教は自分の世界とこんなにも近いものだったのだと知りました。
哲学や倫理学を学ぶことで、答えのあるものではなく、自分で0から考える力もつきました。たとえば、哲学者は「こういう現象がある」ということに対して「いや、違うんじゃないか」と反対の立場から考えを示します。それを、私たち学生もまた、授業やレポート、試験を通じて行うのです。模範解答などなく、人間の本質に迫る学問は本当に興味深いです。キリスト教の理解を深め学識を高めることで、国際的な関わりをもつ時に、異文化理解へとつなげることができます。
また、学生も好奇心旺盛な人が多く、社会問題に対しても強い関心をもつ人ばかりなので、私には居心地のよい環境です。キリスト教学科はとりわけ留学生が多いですが、それ以外でも留学生と一緒に学ぶ環境があります。たとえば、全学部共通の英語教育「CLIL科目」では、留学生とともに専門領域を英語で学びます。環境問題について議論した時、日本と海外の常識の違いに刺激を受けました。固定概念を覆されることが多く、思考力も高まります。
3年次からは、「現代社会とキリスト教」というゼミに所属します。今は、政教分離の問題や、宗教の存在意義などについて研究したいと考えていますが、研究を通じて現代は、いろいろな立場の人間がミックスした社会であるということを明らかにしたいと思っています。将来についてはまだ明確に決めていませんが、いずれにせよキリスト教への理解を通じて身につけてきた国際感覚を活かせる仕事に就きたいと考えています。
哲学や倫理学を学ぶことで、答えのあるものではなく、自分で0から考える力もつきました。たとえば、哲学者は「こういう現象がある」ということに対して「いや、違うんじゃないか」と反対の立場から考えを示します。それを、私たち学生もまた、授業やレポート、試験を通じて行うのです。模範解答などなく、人間の本質に迫る学問は本当に興味深いです。キリスト教の理解を深め学識を高めることで、国際的な関わりをもつ時に、異文化理解へとつなげることができます。
また、学生も好奇心旺盛な人が多く、社会問題に対しても強い関心をもつ人ばかりなので、私には居心地のよい環境です。キリスト教学科はとりわけ留学生が多いですが、それ以外でも留学生と一緒に学ぶ環境があります。たとえば、全学部共通の英語教育「CLIL科目」では、留学生とともに専門領域を英語で学びます。環境問題について議論した時、日本と海外の常識の違いに刺激を受けました。固定概念を覆されることが多く、思考力も高まります。
3年次からは、「現代社会とキリスト教」というゼミに所属します。今は、政教分離の問題や、宗教の存在意義などについて研究したいと考えていますが、研究を通じて現代は、いろいろな立場の人間がミックスした社会であるということを明らかにしたいと思っています。将来についてはまだ明確に決めていませんが、いずれにせよキリスト教への理解を通じて身につけてきた国際感覚を活かせる仕事に就きたいと考えています。
苦手科目の克服は、まずは得意科目を磨くことから
課外では、オープンキャンパスの運営に携わっています。この学生主体の活動に、授業と同じくらい力を入れて取り組んでいます。自分の大好きな立教大学の魅力を、高校生にたくさん伝えたいからです。
これまでは、コロナの影響で企画に制限があり、予約しないと参加できないものが多かったのですが、今夏は、当日ふらっと来ただけでも楽しめるような企画も考えています。高校生の皆さんに、一番見てほしいのは、学生の姿。「立教生ってこんなふうなんだ」と、高校生だけでなく、保護者も安心してもらえるような姿を見せたいと思っています。
私はこの運営で、学生スタッフをまとめるチーフをしています。8人ほどのチーフで、約200人の学生を指揮するため、コミュニケーションがとても大事です。とてもチャレンジングですが、新しい企画を考え、それがどうしたら実現できるのか、本当に需要があるのかなど客観的に考えられるのはとても大きな経験となっています。
私は高校1年の時に、立教大学のオープンキャンパスに来て以来、立教の指定校推薦を目指して高校3年間を過ごしました。立教大学では、英語力が重視されるので、英語の各種外部検定をいくつも受け、毎日、英語のニュースを聞きました。国語が苦手でしたが、まずは得意な英語を磨くことに力を入れました。できることが増えると、プラス思考になり、苦手科目にも立ち向かえます。私も結果的に、国語も伸ばすことができました。指定校推薦であっても、立教大学のレベルに合う学力をもって入学したいと思ったからです。
皆さんも、まずは高校生らしい生活を送り、大学での学びの選択肢を広げてください。
これまでは、コロナの影響で企画に制限があり、予約しないと参加できないものが多かったのですが、今夏は、当日ふらっと来ただけでも楽しめるような企画も考えています。高校生の皆さんに、一番見てほしいのは、学生の姿。「立教生ってこんなふうなんだ」と、高校生だけでなく、保護者も安心してもらえるような姿を見せたいと思っています。
私はこの運営で、学生スタッフをまとめるチーフをしています。8人ほどのチーフで、約200人の学生を指揮するため、コミュニケーションがとても大事です。とてもチャレンジングですが、新しい企画を考え、それがどうしたら実現できるのか、本当に需要があるのかなど客観的に考えられるのはとても大きな経験となっています。
私は高校1年の時に、立教大学のオープンキャンパスに来て以来、立教の指定校推薦を目指して高校3年間を過ごしました。立教大学では、英語力が重視されるので、英語の各種外部検定をいくつも受け、毎日、英語のニュースを聞きました。国語が苦手でしたが、まずは得意な英語を磨くことに力を入れました。できることが増えると、プラス思考になり、苦手科目にも立ち向かえます。私も結果的に、国語も伸ばすことができました。指定校推薦であっても、立教大学のレベルに合う学力をもって入学したいと思ったからです。
皆さんも、まずは高校生らしい生活を送り、大学での学びの選択肢を広げてください。
※本記事は『高校生新聞 ONLINE』(オンライン掲載/2024年4月)をもとに再構成したものです。
※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。
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